何度か本屋で立ち読みし、「息子の大学選びの参考にならないか」と気になったいた「大学図鑑!2016」。本日、たまたま別の本を借りるつもりで行った図書館に置いてありましたので、即効で借りてきました。
つらつらと読んでいると、自分が学生時代の約30年前と各大学のイメージも大きくは変わらず、安心したような、懐かしいような、ホントにそうなのか、と疑いたくなるような、そんな気持ちになる書籍です。
「大学図鑑!2016」の概要
偏差値や就職率などに焦点をあてた一般的な大学案内本と異なり、大学のキャンパスやOBなどの生の声を集め、大学の雰囲気・学生気質などの重きを置いた本です。例えば、学校毎の見出しを一部抜粋すると以下のとおりです。
- 早稲田大学。アカ抜けなさがウリ! 多彩なキャラが行き交う大学。
- 中央大学。資格実績と澄んだ空気がすばらしい、知名度のわりに忘れられがちな大学。
- 國学院大学。華やかな渋谷の片隅で神道文化学部を擁するパワースポット大学。
- 一ツ橋大学。慶應をダサくした国立大? マジメ君がエリート街道を地味に走る。
- 首都大学東京。いまだに大学名が馴染まない、かつての東京都立大学のリニューアル大学。
うーん、どうなんでしょうか。全般的に私が高校生・大学生の頃(三十~二十数年前)に読んだことのある同種の本の一言紹介と変わっていないような気がします。ホントに二十数年間も雰囲気・学生気質は変わっていないのでしょうか、と思ってしまいます。
志望大学が近くにある方でしたら、オープンキャンパスに行き大学のイメージをつかむことができるでしょうが、地方の方・オープンキャンパスに行けない方・高校の先輩など大学に知り合いのいない方にとっては、大学のイメージをつかむのにいいかもね、という本です。
中央大学、國学院大学、一ツ橋大学は、上記の言葉どおりにとられてしまうと、学生さんに失礼かも。ところで、首都大学東京って旧東京都立大学・都立科学技術大・都立保健科学大・都立短大が統合された大学だったのですね。私こそ学生さんに失礼ですが、この本を借りて初めて知りました。とは言っても、やはり著者が記載しているとおり、首都大学東京ってピンとこないです。
さてさて、我が息子は、この本を読んでくれるでしょうか。親としては先日ご紹介の以下の本(未だに我が子は読んだ形跡がありません)を読んでほしいのですが、間違いなく軽いタッチの「大学図鑑」を読むのでしょうね。
▼我が子に読んで欲しい本はこちらの『勉強の結果は「机に向かう前」に決まる』
▼大学図鑑!2017に更新しました。
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