高校二年生の息子から、受験のための「日本史の勉強はどうすれば良いか」と問われ、以下のように回答しました。
これは、私が受験生であった1986年の鉄板のスタイルですが(古すぎです)、現在の日本史の勉強方法を検索してみると、「歴史の大きな流れをつかむ、用語を覚える、文化史・近現代史は副教材で補う、問題集などで知識を増強する」といったポイントは、今も昔も変わっていないようですね。ある意味、ホッとしました。
※私は、教育業界・受験業界とはかかわりなく、普通のサラリーマンであり、日本史の勉強方法に精通しているわけではありません。このため、以下に記載した事項は、ご参考程度です。
- 山川出版社の教科書を10回以上は読み、歴史の大きな流れを把握する。
- 用語・流れの把握を確実なものにするため、山川出版社の「一問一答」を20回以上 繰り返す。
- 用語の詳細は、同じく山川出版社の「用語集」を都度、参照する。
- 上記1~3と並行して、冊数を絞ったうえで問題集にて補強する。
- スマホで動画を観るぐらいなら、NHKの大河ドラマのダイジェスト版を観たほうがいいよ。
息子の高校では日本史の授業がまだないようであり、早速、書店に山川出版社の教科書「詳説日本史」、「一問一答」、「用語集」を買いに行きましたが、書店を複数探しても「詳説日本史」のみ見当たらず(もちろん、Amazonや山川出版社の通販サイトでは販売しています)。
ところで、書店の大学受験・日本史のコーナーでは、今も昔も相変わらず「山川出版社」の書籍であふれていますね。何故それほど山川が強いのでしょうか(東京都立高校の山川出版社の教科書 採用率は75%以上とのこと)。山川の教科書のこだわりの部分が、「日経ビジネス」サイトに記載されていましたので、下記のとおりポイントのみご紹介です。
山川出版社の歴史教科書のこだわりの箇所
日経ビジネスオンラインでの山川出版社へのインタビュー記事からの引用です。
(表紙が)一回り大きい、勝手に閉じない、そして鮮やかに
今、私の手元にあるのは最新刊ではない「詳説日本史」なのですが、表紙が中のページより一回り大きい。これは私が高校生の頃も同じだったような気がします。このため、鞄のなかに教科書を入れていると、他の教科書とサイズが合わず、山川の教科書のみ端がヨレヨレになったような記憶です。インタビューによると長年このスタイルのようですが、「なぜ一回り大きいのか」については謎です。
「勝手に閉じない」については、高校生の利便性をよく考えていますね。このような目立たないものの、大きな利便性も支持されている要因の1つなのでしょうね。
なお、この教科書は受験勉強でなくとも、社会人の方、もう一度 歴史を勉強したい方にもおすすめです。我が家にも、最新刊ではありませんが一冊あり、私はNHKの大河ドラマが好きなのですが、時代背景などの大きな流れの把握用として、同じく山川の資料集とともに時々参照しています。
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