自宅には、Echo Dot、Fire TV Stick、Fire タブレットなど、Alexa対応のデバイスが合計6台転がっていますが、同じ部屋で2台のAlexa対応デバイスに呼びかけた場合の反応を確認してみました。Echo Dot 第3世代とFire 7 タブレットを使用しましたが、Fire タブレットの設定画面に記載の優先順位にかかわらず、「デバイスのマイクの感度やスペックが影響するかも」との見解です。
複数のAlexaデバイス、同時利用の一般的な応答順位
以下はFire タブレットの「設定」「Alexa」「ハンズフリーモード」を押下し表示される画面です。
赤枠に以下の記載があります。
複数のAlexa搭載デバイスが近くにある場合、タブレット以外の一番近くにあるデバイスからAlexaが応答する。(オフにすると、Alexaがタブレットからも応答します)
Echo Dotなどの他のAlexaデバイスがある場合、その応答を「最も近くにあるデバイスから応答」「Fire タブレットからも応答」の切り替えが可能とあります。
実際の運用は、応答順位と異なる結果に
今回、六畳の部屋で、Fire タブレット(7インチ)を手元に置き、Echo Dot 第3世代を1mほど離れた位置に置いて、Alexaに呼びかけましたが、以下のとおり、実際の運用は上記の応答順位と異なる結果となりました。ちなみに、Echo Dot、Fire タブレットともに異なる部屋では双方ともに機能しています。
- Fire タブレットは、「Alexa ○○して」の発声は認識しているようだが、応答は一切なし。
- 一方、Fire タブレットよりも遠くに置いた Echo Dotは確実に応答。
- 上記の「複数のAlexaデバイス」の有効無効を切り替えても変化なし。
上記の結果は、今回は非力なFire 7 タブレットで行ったことも、大きく影響しているように思います。ホーム画面の遷移や、Alexaアプリの起動にも時間を要する Fire 7ですので、Fire HD 10を利用した場合には異なる結果となるかもしれません。
▼こちらはFire 7 タブレットでの「音声の履歴」。下に「音声はこのデバイスを対象としたものではありませんでした」とあり、音声は認識しているものの、Fire 7 タブレットの応答順位は下位であるため応答せず、を示唆しているものと思います。
▲履歴はAlexaアプリの「アクティビティ」で確認できます。
まとめ
同じ部屋内で、Echo DotとFire タブレットの複数のAlexa対応ドライブを使用している場合、その応答は近くにあるデバイスなどと制御できるとありますが、私がEcho Dot 第3世代とFire 7 タブレットで試した範囲では、応答順位・設定どおりに反応せず。よりスペックの高い Fire HD 10を使用した場合には異なる結果となる可能性があるものの、非力なFire 7 タブレットの影響も大きいように思います。
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