先日の記事「Fire TV Stick,スマホからYouTubeのミラーリングを簡単に行う方法(iPhone,Android共通、AirReceiver使用)」にて、画面にキャストアイコンのあるYouTubeで、スマホからFire TV Stickを接続したディスプレイへのミラーリング方法を記載しました。一方で、キャストアイコンのないアプリなどのミラーリングを行う方法について、今回はAndroid 7,8,9の事例について記載します。
前提、Fire TV Stickとスマホでの設定
Fire TV Stick、Android スマホともに、既存の設定ではミラーリングできず、それぞれにて初期設定を行う必要があります。
Fire TV Stickでの設定
当サイトでは何度も繰り返し記載しており、しつこくなるのですが、現行のFire TV Stickでは設定項目にミラーリングの項目がないために、有料アプリ「AirReceiver」を購入しインストールする必要があります。
▼AirReceiverの使用方法の詳細は以下の記事を参照。
▼PCサイトから購入し、Fire TV Stickへの配信も可能です。
▼Fire TV StickにてAirReceiverを起動直後の画面の一部。
AirPlay、Google Castのミラーリングに必要となる項目が並んでいます。iPhoneをミラーリングする場合には「AirPlay」、Androidをミラーリングする場合には「Google Cast」の有効化が必須。ここでは赤枠全てを有効としています。
▼AieReceiverの画面の後半に、赤枠のDevice Nameがあります。これは、AirReceiverにてFire TV Stickに自動付与されたデバイス名となり、後ほどスマホ画面で表示されます。
Androidスマホでの設定
▼既存設定のままでは、「クイック設定パネル」、あるいは設定項目に「キャスト」の項目が表示されませんので、この項目を表示できるよう「開発者向けオプション」を有効にし、初期設定を行う必要があります。
「開発者向けオプション」を有効にする手順は以下。
▼Android 7,8,9とも、「設定」「システム」「端末情報」へと進み、「ビルド番号」を連打すると「開発者向けオプション」が有効になります。以下の画面はAndroid 8.xの事例です。
▼「システム」に「開発者向けオプション」が表示されました。あと1ステップで初期設定の完了です。
▼ここが重要となりますが、「開発者向けオプション」にある「ワイヤレスディスプレイ認証」を有効にします(画像は有効になっている状態)。これにより、「クイック設定パネル」あるいは設定項目にミラーリングのオンオフとなる「キャスト」の項目が表示されます。
Androidスマホからミラーリング
上記の設定も簡単ですが、ここまでくればさらに簡単。
▼Android 8,9の場合には「クイック設定パネル(画像上)」、Android 7の場合には「設定」「ディスプレイ」にある「キャスト(画像下)」をタッチします。
▼こちらはAndroid 8,9の事例ですが、AirReceiverにて自動付与されたFire TV Stickのデバイス名である「AFTN-xx」を選択すると、数秒でFire TV Stickを接続しているテレビ画面などへのミラーリング完了です。
まとめ
Android スマホのYouTubeなど、特定のアプリではキャストアイコンが表示され、AirReceiversさえ導入していれば、キャストアイコンの押下でミラーリングできます(文末のリンク先記事を参照)。
ただし、キャストアイコンのないアプリにおいては、上記の手順によりミラーリングを行うことになります。AirReceiverが有料であることに抵抗もありますが、これ一つでiOS、Android、MacOSのミラーリングが可能となるため、スマホからFire TV Stickへの動画のミラーリングを検討している場合には、かなり有効利用できるアプリです。
▼キャストアイコンの表示されるスマホアプリは、上記のスマホ側の初期設定は不要。
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