パソコン・スマホでは、CPUやメモリの使用状況を確認するツール・アプリが一般的なものとして用意されており、端末が重たくなった場合などに参照することができます。
Fire TV機器の場合にも、開発者向けに用意されているシステム情報を表示できるアプリがあります。数種類のアプリがリリースされているようですが、このうち「Developer Tools Menu」のご紹介です。このアプリにより、CPU・メモリの使用率、回線状況をリアルタイムで表示することができます。
Developer Tools Menuの設定方法
▼アプリのカテゴリー「ユーティリティ」にある「Developer Tools Menu」が今回のターゲット。ちなみに、同開発元のシステムツールは複数リリースされています。
▼まずは、Developer Tools Menuをダウンロード・インストールします。
▲▼以下の記載があり、非表示となっている開発者向けのオプションであるシステム情報を表示するアプリであることがわかります。
Access the hidden developer options menu on your Fire TV and Fire TV Stick (All models).
▼赤枠の「System X-Ray」をオンにすることにより、システム情報をオーバーレイで常に画面の一番上に表示することができます。
▼私のFire TV Stick 旧型のシステム情報の事例。画面左上の小さなスペースでの情報を拡大しています。
中央やや左から、CPU使用率、メモリ使用率。その右は通信中の通信速度のはず。
▲起動直後は上の画像。さすがに起動直後ではCPU使用率が少ないのですが、Fire TV Stick 旧型では、すぐに100%近くまで使用率が上昇し(下の画像)、動きがもっさりします。使用可能なメモリも90MB前後となっており心もとないものです。
なお、4コアのFire TV 2017モデルでは(スクショを撮れませんでしたが)、CPUのバーが4本となり、動画視聴中もCPU使用率は安定した状況でした。Fire TV Stick 旧型では、もはアプリの挙動にCPUが追いついていないように感じます。
まとめ
利用頻度は少ないものの、CPU・メモリ使用量をリアルタイムで画面上に表示可能なDeveloper Tools Menuの紹介でした。
Fire TV Stick 旧型、Fire TV 2017モデルでシステム情報を表示したところ、CPU・メモリ使用率の差は歴然。私はFire TV Stick 旧型のレスポンスのわるさに耐えきれず、Fire TV 2017モデルを購入したのですが、体感レスポンス・Developer Tools Menuのシステム情報をみても、Fire TV 2017モデルを購入して大正解でした。
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