ふとAmazonサイトを眺めていると、「Fire TV Newモデルが2017年10月25日に発売予定」との広告がデカデカと。Fire TV Stick 旧型を使用している私は、その拡張性の乏しさのため、イーサネット・USBポートを備えたFire TVの代替とならないものかと、格安なTV Boxを購入したばかり。
このなかでのFire TV Newモデルの発売とは複雑な心境ですが、そのスペックをFire TV 現モデル、Fire TV Stick Newモデルと比較しつつ確認してみました。
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▼確認する製品は、こちらのFire TV New モデル(2017モデル)
Fire TV 2017モデル / 2015モデル / Fire TV Stickのスペック比較
Fire TV 2017モデルを、Fire TV 2015モデル / Fire TV Stick Newモデルと比較したなかでのポイントは以下。
- Fire TV 2015モデルの大きなメリットの一つであった拡張性の高さ(有線LANポート・USBポート)が、2017モデルでは両ポートともありません。
- 2017モデルには有線LANポートの代替として、別売りのイーサネットアダプタが用意されています(Fire TV Stick Newモデルにも利用可能。旧モデルは不可)。これを追加購入した場合の、2015モデルとの価格差は1,220円(2017モデル 10,760円。2015モデル 11,980円)。
- 2015モデルでも4K動画(30fps)に対応していましたが、2017モデルでは4K動画(60fps)、HDR再生に対応しています。ちなみに、私はHDRについては詳しくないのですが、『4Kテレビ選びの重要ワードHDR=「HDR10」「Dolby Vision」「HLG」って何?(価格. Comマガジン)』を参照すると以下との記載があります。
- HDRとは、High Dynamic Range(ハイ・ダイナミック・レンジ)の略であり、旧来の方式に比べ、明暗の差をよりダイナミックに表現できる新しい映像技術
- (中略)HDRにより、実際の風景を目の当たりにしたときのようなリアルさを感じられるようになる
- CPUとGPUのメーカーが異なります。私が利用するFire TV Stick 旧型では、設定・メニューではややレスポンスがわるいのですが、動画視聴においては全く問題がないもの。今回比較の3製品は、Fire TV Stick 旧型よりもスペックは上位であり、CPUとGPUのメーカー・スペックが異なれど、操作には何の心配もないでしょう。
- 私としては、2017モデルはUSBポートを備えていないのが厳しいところ。Fire TVにて、USBポートを利用する状況は、マウス・キーボードを接続し、Google Playアプリをインストールした場合の動作確認など、イレギュラーな使い方かもしれませんが、USBポーとがあると接続の効率性が高まります。
まとめ
全般的に、Fire TV 2017モデルは、Fire TV 2015の後継版というよりも、Fire TV Stickの動画再生能力をより高めた製品であるように感じます。言い換えれば、Fire TV 2015から、一般的には使用頻度の高くない(?)有線LAN / USBポートをそぎ落とし、動画再生能力をやや強化すると、Fire TV Stickに近くなったような感覚です。
Fire TV 2017モデル / 2015モデル / Fire TV Stickの相違のポイントは以下。
- 2017モデルには、有線LAN / USBポートはなし(別売りのイーサネットアダプタあり)
- 2017モデルは4K動画(60fps)、HDR再生に対応(2015モデルは4K動画(30fps)に対応)
- 2017モデルにイーサネットアダプタを追加購入した合計価格は10,760円。2015モデルよりも1,220円安い
- 2017モデルよりもメモリが1GB少なく、4K動画に対応していない「Fire TV Stick」と「Fire TV 2017モデル」との価格差は4,000円
私の感覚では、通常利用ではFire TV Stickで十分であるものの、メモリ2GB ・HDR対応でより快適な環境を求める場合には、Fire TV 2017モデルとなるのでしょう。
私としては、有線LAN / USBポートを備えたFire TV 2015モデルも十分に魅力的です。
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