暑い日が続きますが、このように暑くなると Fire TV / Fire TV Stickを使用する際に気になるのが冷却対応。私はFire TV Stick 旧型 / 新型、Fire TV 2017モデルを所有していますが、Fire TV Stick 旧型とFire TV Stick 新型 / Fire TV 2017モデルでは内部のヒートシンクの構成が異なります。
そこで今回は、内部のヒートシンクを考慮したうえで、Fire TV Stick 旧型 / 新型、Fire TV 2017モデルのそれぞれに冷却対応としてのヒートシンクが必要なのか。私なりの認識を記載します。
目次
Fire TV Stick 新旧型、Fire TV 2017モデルのヒートシンクの構成
上記の3製品ともに外枠を外すと内部のヒートシンクの構成を確認できます。後段の写真はそれぞれにヒートシンクを付ける際に内部の構成を確認した際のものです(詳細は以下の記事を参照)
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▼上から順にFire TV Stick 旧型、Fire TV Stick 新型、Fire TV 2017モデル。シルバーのものがヒートシンクです。
写真をみて明らかですが、ここでわかることは以下のとおり。
- Fire TV Stick 新型・旧型の比較では、新型のヒートシンクの大きさは旧型の10%増し程度ですが、新型はHDMI端子の付根部分もヒートシンクらしきものがあります。このHDMI部分も熱くなるので一定の効果はあるように思います。
- Fire TV 2017は本体の大きさもあるうえに、マザーボードのかなりの部分をヒートシンクが覆っています。
触ってみた体感温度とStick 新型の計測温度
続いて3製品を触ってみた体感温度(一定時間の使用時)の比較と、Fire TV Stick 新型の内部温度の計測値です。なお、温度計測においては簡易的にAndroidアプリの「CPU-Z」をインストールし計測したものですが、マザーボードのセンサー有無の関係か、温度を計測できるのはFire TV Stick 新型のみです。
体感温度の相違
- Fire TV Stick 旧型は、触るのが嫌になるほど熱く熱を帯びている。私のFire TV Stick 旧型は熱暴走と思われる現象で、動画視聴時と初期化した際に突然のシャットダウンとなったことがあります。
- 一方のFire TV Stick 新型とFire TV 2017モデルは、ほんのりと温かみを感じる程度。Fire TV Stick 旧型と比べると、体感温度の相違はかなりあります。
この体感温度で判断すると、Fire TV Stick 旧型は、私のStickが熱暴走したことからもヒートシンクは必要。Fire TV Stick 新型とFire TV 2017モデルは安心感を得るために、ヒートシンクがあってもよいがなくても大丈夫となります。
Fire TV Stick 新型の計測温度
詳細は以下の記事を参照ください。ここではポイントのみを掲載します。また、ヒートシンクありの場合、上の画像、以下2番目のリンク先記事で記載のヒートシンクを取り付けたうえでの計測です。
▼Huluの動画を45分視聴後の温度を計測。下から2番目の行のmtktscpuがCPU温度。
上はヒートシンクなし、下はヒートシンクあり。
▲ヒートシンクなしが64.5度であるのに対し、ヒートシンクありは64.1度と差はわずかに0.4度。外枠を加工し、ヒートシンクをマザーボードに直付けすると差が拡がるはずですが、この程度の差・64度ほどの内部温度ならヒートシンクがなくとも問題なし。
実際に、ヒートシンクありの場合に本体を触ってみると、本体・ヒートシンクともにほんのりと温かみを感じる程度。ヒートシンクなしの温もりと変わるものはありません。これに対し、Fire TV Stick 旧型ではヒートシンクも触れないほどに熱くなっています。
まとめ
冒頭の「Fire TV Stick 旧型 / 新型、Fire TV 2017モデルのそれぞれに冷却対応としてのヒートシンクが必要なのか」について、私なりの認識は以下です。
- Fire TV Stick 旧型はヒートシンクは必須。しかも大きめのものが必要。大きいヒートシンクを取り付けた場合にも、ヒートシンクがかなりの熱を帯び、内部温度はかなりの高熱になっています。
- Fire TV Stick 旧型・新型では、本体にほんのりと温もりを感じる程度であり、Fire TV Stick 新型の温度計測ではそれほど高温になっていないため、ヒートシンクは必ずしも必要なし。ただし、数百円の出費でヒートシンクを取付できることもあり、安心感を得るためにはヒートシンクがあってもよいかもね。
現在、私が取り付けているヒートシンクはこちら。
▼Fire TV Stick 旧型。Stick本体よりかなり大きめですが、できれば両側からのサンドイッチ構造としたい。
▼Fire TV Stick 新型。小さめですが、新型ではこの程度で十分。
▼現行販売(2020年7月)のFire TV Stickでは、ここまで必要ではありせんが、取付金具の付いたファンも販売されています。
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