「Fire TV Stick 新型の熱対策にM.2 SSD用ヒートシンクをポン付け対応」にて記載しましたが、私はFire TV Stick 2017モデルにM.2 SSD用のヒートシンクを取り付けています。その取付の際に、Fire TV Stick内部の構造を確認することなく取り付けたのですが、表・裏のどちらにヒートシンクを取り付けたほうがより効果的か確認することなく行いました。
そこで今回、より効果的なヒートシンクの取付面を確認すべく枠を外してみると、内部にアルミ製のヒートシンクと銅シート(?)があることを確認。これなら、内部にヒートシンクのないFire TV Stick 旧型よりも冷却効果が高そうです。
今回は、このFire TV Stick 新型の内部の構成についてのレポートです。
Fire TV Stick 新型の中身を確認
外枠を外すことにより保証外となるか否かは定かでないのですが、以下の写真を参照いただければ、外枠を外す必要性もないかと思います。
▼私はFire TV Stick 旧型、Fire TV 2017モデルともに(他にはStick PCやAndroid スティックも)外枠を外し内部を確認したことがあるのですが、いづれもツメで留まっているのみのシンプルな構成です。
Fire TV Stick 新型においては、HDMI端子側より外枠の隙間をスマホ分解用のヘラでこじ開けてました。
ちなみに下にある物体は、Amazonで購入したM.2 SSD用のヒートシンクです。
▼傷をつけないよう慎重かつ大胆にこじ開けていきます。途中まで開いたところで力づくで開けたくなりますが、ここはツメが折れないように我慢。ヘラで一周し全てのツメが外れるまで外していきます。
外枠が外れるまで、老眼と闘いながら約5分。慣れている方や老眼でない方は3分もかからずに外すことができるでしょう。なお、一度開けてしまえばコツがわかるので、以降の取り外しはごく短時間で行うことができます。
▼ここで驚いたのが、Fire TV Stick 旧型ではなかったアルミ製のヒートシンクが取り付けられていること。
▲▼下の画像のFire TV 2017モデルとは本体のサイズが異なるために、ヒートシンクも小さいのですが、ヒートシンクがあるのとないのでは大違いです。私が所有のFire TV Stick 旧型はどれほど熱いことか。
▼ヒートシンク部分を拡大。削り跡もなく丁寧な造りであり、また実測していませんが厚みもあります。
▼外枠の裏側には、一見 銅板に見えますが銅シート(?)なのでしょうか。弾力性のあるシートが貼られています。アルミ製のヒートシンクから銅シートを経由して熱を逃がす対応かと思われます。
▼銅シートのようなものを拡大
▼ついでのサイド部分を撮影。ちょっとわかりづらいですが、サイドにヒートシンクを滑り込ませるスペースはなさそうです。
まとめ
意外にも、Fire TV Stick 2017モデルにヒートシンクが組み込まれていました。これにて、旧型よりも本体が熱く感じなかったことに納得。
判断が難しいのが、ヒートシンクを外枠に取り付ける際に、どちらの面に取り付けるべきか。CPU/GPUのある 付属のヒートシンク面に取り付け、さらに冷却効果を高めるべきか、あるいは、反対面に取り付けるべきか。この点について、以下の記事のとおりヒートシンクの有無も含め確認したのですが、意外な結果となりました。
▼レスポンスのみならず、冷却効果においても、Fire TV Stick 旧型をお使いの方は新型への移行の検討の余地ありです。
コメント