上の写真の手前のFire TV Stickは、家族が使用の第2世代ですが(奥は初代)、久々に使用してみると、ホーム画面の遷移など、かなり モッサリした動きです。私が現在 メイン利用の製品は、Fire TV Stick 4K Maxですが、レスポンスの相違は使用して即感じることができるほど。
2019年まで販売のFire TV Stick 第2世代をお使いの方は、そろそろ替え時かと思われ、参考までに 4K Maxと2020年モデルの体感レスポンスの相違について記載します。
4K Maxと第2世代、スペックの相違
参考までに、Fire TV Stick 4K Maxと2020年モデルの基本スペックの相違について、ポイントのみ掲載します。Fire TV Stickのスペック比較は複数の記事を投稿していますが、あらためて以下のサイトから スペックを確認してみました。
▼以下のデベロッパーサイトでは、Fire TV機器やFire タブレットなど、Amazon デバイスのかなり詳細なスペックを確認できます。
- 双方ともにCPU(SoC)は 4コアですが、スマホでは上位の4コア(今でも販売されています)と4コアの出始めた頃との比較では大きな差があるように、Fire TV Stick 4K Maxと第2世代のCPUは別物の4コアです。
- より具体的には、4K MaxのCPU(SoC)が Mediatek MT8696 + MT7921LSの1.8GHzであるのに対して、第2世代は Mediatek 8127D 1.3GHz
- 第2世代のベースは 2016年に発売のモデル(リモコンを2019年に変更)、一方の4K Maxは2021年に発売と、5年の開きがあります。スマホやタブレットの事例では、現在では 5年前の製品はほとんど使い物になりません(Fire TV Stickの場合には、そのまま当てはまりませんが)。
- 4K Maxのメモリが2GBであるのに対して、第2世代は 1GB
- 4K Maxは Fire OS 7、第2世代は Fire OS 5
上記のうち、同じ4コアながらもCPUの相違もさることながら、メモリ搭載量の相違が大きいです。スマホほどにメモリを使用しない Fire TV Stickですが、それでもメモリはそれなりに使用していることを、メモリ使用量の計測アプリで確認済です。
体感レスポンスの相違
上の写真は 私が現在メイン利用している Fire TV Stick 4K Max。Fire TV Stick 第2世代も、2年前あたりには顕著な遅さを感じなかったのですが、4K Maxのレスポンスに慣れたこともあり、以下などで第2世代の遅さが際立ちます。
- ホーム画面の遷移。ツーテンポほど遅れる感覚。
- アプリの選択。上記とあわせ、少しタメがあります。
- アプリ選択後の画面表示
- 各種の設定画面。メモリは多く消費しないはずですが、ワンテンポほど遅いイメージ。
第2世代の場合には、リモコンのボタンを押下しても即座に反応せず、ためてから一気に動き出すこともあります。プライムビデオや YouTube、Netflixなどの動画を流してしまえば、4K Maxと同じとなり、全般的なレスポンスのわるさも致命的ではありません。
一方のFire TV Stick 4K Maxは、ストレスなく反応します。前モデルの4Kは、起動ループが頻発し、ほとんど使用しないままに放置していますが、4K Maxは起動ループなどの不具合はありません。
第2世代のレスポンスの遅さは致命的ではないものの、私と同様に、動画視聴時以外で遅さを感じる場合には、4K Maxへの買替は十分にありです。第2世代のレスポンスのわるさは微塵も感じないはずです。
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