Fire TV Stick 新型にできて、Fire TV Stick 旧型・Fire TV 2017モデルにできないこと。それは、Google Playアプリを利用することによる内部温度の計測。Fire TV Stick 新型のロジックボードのみ温度センサーがあるようです。
このセンサーを利用して、ヒートシンクの有無による内部温度の比較をしてみましたのでご参考。
結果としては、ヒートシンクの有無でCPU温度は変わらないという、記事ネタとしては残念なことに。以下の記事のとおり、Fire TV Stick 新型のロジックボードにはヒートシンクが取り付けてあるのですが、このヒートシンクによる効果が大きいのでしょう。
温度計測の前提
温度計測の前提としては以下です。
- Fire TV Stick 新型にて、ヒートシンクなし・上の画像のヒートシンクあり(Fire TV Stick 新型の熱対策にM.2 SSD用ヒートシンクをポン付け対応)に分けて計測。
- 計測したアプリは、Google PlayのCPU-Z。Fire TV機器へのGppgle Playアプリのインストールは以下の記事を参照ください。
- 同一条件となるよう、Huluの45分間の動画を視聴後に計測。ただし、CPU-Zの画面のスクショを撮っているうちに温度が下がっているため、正確さにやや欠けます。
▼Google PlayアプリのFire TV機器へのインストール方法。Fire TV Stick 新旧型は以下のいづれの方法でも対応できますが、Fire TV 2017モデルは2番目の記事を参照ください。
Fire TV、Google Playアプリの導入方法、実用性の検証と評価
Fire HD / Fire TVにPC経由でGoogle Playアプリをインストールする方法
計測結果
▼こちらはスリープから復帰直後の内部温度。「mtlscpu」がCPU温度のはずなのですが、53.2度の表示です。測定の都度、多少のバラつきはあるものの、スリープからの復帰直後は概ね55度前後です。
▼ヒートシンクなしでの計測。CPU温度は64.5度
▼ヒートシンクあり、Amazonのロゴ面にヒートシンクを装着。CPU温度は64.2度
▼ヒートシンクあり、Amazonのロゴの反対面にヒートシンクを装着。CPU温度は64.1度
外枠に貼付けのヒートシンクの有無、ヒートシンクの貼付面の相違に関係なく、面白くないほどにCPU温度はほぼ同じ結果です。
以下の画像のとおり、Fire TV Stick 新型の内部には本体一面の半分以上の面積を占めるヒートシンクが備わっており、これが効果的であると同時に、外枠に貼り付けたヒートシンクでは効果を十分に発揮できていないと思われます。
コメント
スティックを今日買ったばかりで、色々検索するとヒートシンクをつけてる人が多かったので自分もやろうかと思っていたところでした。お陰で思いとどまる事ができました。
Fire TV Stickの初代ではヒートシンクが必須なのですが、第2世代以降ではさすがに対策をしているようで、それほど本体は熱くなりません。私は気休め程度にヒートシンクを付けています。