初代のFire TV Stickを除くFire TV機器ではUSB OTG(USB On-The-Go)をサポートしています。このため、上の写真にあるようなOTGの分岐ケーブルを使用することにより、USB機器を接続できます。
この分岐ケーブルはAmazonにて安価で出回っており、スマホなどでは「使用できない・電気的にはグレー」とするコメントもありますが、私が購入したケーブルではUSBキーボード・マウス・ハブともに使用できています。
そこで今回、USBストレージとSDカードを接続してみると、あっさりと認識しました。なお、今回はFire TVにて動作確認しましたが、Fire TV Stickの初代以外なら同様に機能します(つまりは現行販売品は機能します)。
▼2021年12月12日追記。以下の記事のとおり、Fire TV Stick 4K Maxにおいても動作を確認しました。
使用したOTGケーブル
かなり前に購入した製品なのですが、既に私が使用中のものはAmazonにラインナップがありません。ただし、同様の製品が数百円で大量に販売されており、そちらのリンクを貼りました。
同種の製品はいづれもAmazon レビューコメントでは酷評されているものが多く、購入は自己責任・試しに使ってみるとの気持ちでの使用が良いと思います。
上記の製品においては、私が使用のものとは異なると思われますので動作保証をするものではありません。
ちなみに、私が使用したケーブルでは以下のとおり安定稼働しており(数ヵ月も繋ぎっぱなしにしていますが、何の不具合も生じていません)、今回のUSBストレージも一発で認識しました。
Fire TVに外部ストレージを接続してみた
見出しではFire TVとしていますが、Fire TV Stick 初代以外のFire TV Stickも同様です(Fire TV Stickの初代では、USB OTGに対応していません)。
今回 接続した外部ストレージは、USBメモリのケーブルへ直挿しと100均のアダプター経由のSDカード。どちらも難なく認識し、Fire TV Stickにて写真を全画面表示できました。
なお、ハブ経由で、USBメモリとSDカードの双方を同時に接続してみたのですが、双方の同時認識は無理でした。
▼電源も含めた接続方法は簡単ですが、詳しくは以下の記事にて記載しています。
▼100均のアダプター経由で接続したSDカード
▲画像右のポートにUSB電源が繋がっています。
▼USBメモリのケーブルへ直挿し
▲▼Fire TVにインストールしたES ファイルエクスプローラーで確認の外部ストレージ。「ローカル」の「USB 1025」が外部ストレージです。この1025の数値はES ファイルエクスプローラーにて付与された番号となります。
なお、このES ファイルエクスプローラーの利用により、USBストレージからFire TV機器のローカルドライブへファイルを移動・コピペなど、PC的に利用することができます。
▼なお、ES ファイルエクスプローラーで外部ストレージを展開する際に、以下のアクセス許可の画面が表示されます。「一度だけ許可」「常に許可」は任意の選択にて。
▼ES ファイルエクスプローラーの「ライブラリ」「写真」では外部ストレージの写真をサムネイル表示できます。ただし、サムネイル画像はかなり粗くなります。
▼外部ストレージの写真をFire TV経由で全画面表示した事例。40インチのテレビに全画面表示しても綺麗に表示されています。
まとめ
使用したOTGの分岐ケーブルが怪しさ満載と思われるかもしれませんが、難なくUSB接続の外部ストレージをFire TVに接続できました。これも、Fire TV Stick 初代以外がOTGをサポートしている恩恵です。
この分岐ケーブルにより、USBストレージ以外にも文中のリンク先記事のとおり、USBキーボード・マウス・ハブも利用でき、Fire TV Stickがより一層 いじりがいのあるデジギアとなります。
ただし、何度も記載しますが、この分岐ケーブル自体のAmazonレビューは酷評のものが多く、自己責任でのお試しとなります。
なお、現在、初代のFire TV Stickを使用している方は、OTGサポートとレスポンス面も含めて、第2世代もしくは4Kモデルへ買替を強くおすすめします。
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