久しぶりにTV Boxの製品を参照していた際に惹かれたのが「H96 Max」。4コアのCPUを搭載することは他の製品と同様ですが、RAM 4GBにROM 32GBあるいは64GBと、以前に紹介したXiaomi Mi TV Stickの1GB / 8GBと比較するとその差は大きい割には、価格は同水準。
海外での人気はすさまじく、AliExpressのとある販売店でのお気に入りは9万5千越え(9/13時点)。今回はこの「H96 Max」の概要を確認してみました。
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H96 Maxの概要
既に1年ほど前から販売されている「H96 Max」ですが、そのスペックは以下となっています。
CPU | Rockchip RK3318、Cortex A53 4コア |
GPU | Penta-Core Mali-450 |
メモリ | 2GB / 4GB |
ストレージ | 16GB / 32GB / 64GB |
WiFi | 11 a/b/g/n |
Bluetooth | 4.0 |
ポート類 | USB 3.0、USB 2.0、HDMI、有線LAN、カードスロット |
サイズ | 10.00 x 10.00 x 1.80 cm、100g |
OS | Android 9.0ベース |
その他 | Google Play対応、Google Assistant対応、5.1チャンネルサラウンド対応 |
Rockchip RK3318はTV Boxで多く搭載される4コアのCPUですが、メモリ 2GBもしくは4GBと相まって、素性としては Fire TV Stick、Xiaomi Mi TV Stick 以上の実力を秘めています。
ただし、TV Box全般に言えることですが、Fire TV StickのAmazonやXiaomi Mi TV StickのXiaomiのブランド力には到底及ばないため、ホーム画面なども含めてほどよくチューニングしたものではなく、リモコンも含めた汎用製品・汎用アプリの小変更程度と思われ(過去に私が購入したTV Boxの経験も含む)、スペックを最大限引き出せているか否かが気になります。また、小さなボディであるために、排熱処理も大きなポイント。
さらに、マイナスの懸念事項のみを列挙するようですが、ルート化された端末であるために、huluなどのアプリが使用できないことを想定する必要があります(過去に私が購入のTV Boxではhuluを利用できませんでした)。
▼一方、こちらもTV Box全般にあてはまることですが、Fire TV StickのFire OSと異なり、ピュアなAndroidがベースのため、Google Play アプリを気楽に試すことができます、また、有線LANポート、USBポートを備えているため、WiFi不調時の有線への切り替え、無線マウスでの操作・キーボードの利用と拡張性が高さが大きなポイント。
▼私はFire TV StickとPCで利用したことがありますが、以下のミニキーボードとのセットでも格安(RAM 4GB / ROM 32GBの場合は約40ドル)で販売されています。TV Boxでのリモコンでは操作しにくい、検索時のテキスト入力を簡単に行うことができます。
まとめ
ごく簡単にですが、海外で人気のTV Box「H96 Max」の概要を記載しました。私はお遊び端末として「Xiaomi Mi TV Stick」と「H96 Max」の購入を迷っているのですが、確実なメディア端末として利便性が高いのは、「Xiaomi Mi TV Stick」。「H96 Max」はルート化された端末でもあり、裏ツールの確認も含めた弄り端末としての要素が大きいとの認識です。
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▼RAM 4GB / ROM 32GB版、9/13時点のAliExpressでの販売価格は32.93ドル(送料 1.89ドル)。
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