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ド近眼メガネの輪郭のゆがみは? JINSの薄型遠近両用メガネを検証

スマホが普及してきた2010年あたりから急激に視力がわるくなってきた私。2年ほど前に新調したメガネの度が合わず、先週 jinsにてメガネを作りました。

ちなみに私はド近眼プラス老眼。ド近眼のほどは、保証書のSPHから計算すると視力は0.04。わるいながらも予想よりよかったのですが、心配だったのが分厚いレンズにより顔の輪郭が歪んで見えること、眼が小さく見えること。さらには、ネットでチラホラと挙がっている「jinsでの薄型レンズの作成は、料金が同じために店員が嫌がる」との噂。これらについて、以下のとおりレポートします。

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まずは、保証書から自分の視力を確認してみる

私はメガネあるいはコンタクトを常用して36年になるのですが、保証書を元に自分の視力を確認するのは今回がはじめて。ブログを書いていなければ、一生 確認することもなかったでしょう。

 

▼機械で視力を測定する最近のメガネ屋では、視力が0.04などと知らされることなく終わってしまいます。保証書をみても記号と数字ばかりで、私のような素人にはさっぱりわかりません。

 

「さっぱりわからないぞ」と思い、jinsサイトを確認すると保証書の見方のページがありました。概略では以下のとおりです。

 

  • SPHは球面度数。「-」は近視、「+」は遠視。数値は0.25刻みで、数値が大きいほど度が強い。別サイトによると「0.4÷SPH=視力」とのこと。これにより私の右目の視力は0.04。
  • CYLは乱視度数。
  • AXISは乱視軸。乱視の角度であり、0~180°で記される。
  • P.D(Pupil Dsitance)は、瞳孔間距離。左右の瞳孔の距離で、左右合計値にて、男性は64mm、女性は60mmが平均値。私の場合、65mmで標準値。
  • Vは矯正視力。私の場合、店員に「矯正して1.0でよいですか?」と聞かれましたが、そのまんま1.0です。
  • ADDは加入度数。いわゆる老眼の度数です。私は100均で1.00のものがバッチリと思い購入していましたが、それよりわるかった。
  • E.Pはアイポイント。遠近両用メガネを作る際に、使用するフレームをかえた目の位置がどこにくるかを測定したもの。

 

なるほど、勉強になりました。視力にして0.04。この2年間、強度近視のため人間ドックの眼底検査で「眼底に歪みあり(?)やらなんやらで、緑内障の疑いあり」と診断される私。再検査の結果は何ともなかったのだが、これ以上 近視が進行しないよう手段を講じなければ。

jinsにて、遠近両用としては最薄レンズのメガネを作成

さて、冒頭に掲載の心配のひとつである、ド近眼レンズによる「顔の輪郭が歪んで見えること、眼が小さく見えること」はいかがなものか。

jinsの場合、標準レンズの屈折率が1.6のところを、追加料金なしで薄型レンズ(屈折率 1.67, 1.70, 1.74)を選択できるのですが、私が作成した遠近両用では1.67が限度とのことであり、あえなく1.67にて作成。

 

▼作成したメガネのレンズの情報。屈折率 1.67とあります。

 

▼今回作ったメガネ。ド近眼用、レンズが太いのがわかります。

 

▼新しいメガネ(上、屈折率1.67)と、同じくjinsで作った古いメガネ(下、屈折率1.60)を並べて表示。レンズが分厚いことによる歪みがわかるように、単四乾電池を置いてみました。

 

▲メガネから飛び出た電池の上部とそれ以降では、凄まじくズレています。顔の写真は恥ずかしさのあまり割愛しますが、双方のメガネとも顔の輪郭がかなり歪んで見えます。

がしかし、度が進んで歪みが大きくなるはずの上の画像の歪みが、下よりも少なく見えます。乾電池を置く位置の微妙なズレ、下のメガネのフレームは上よりも大きいことも影響しているのですが、乾電池の上側のズレ度合は上の画像ほうが少ないような。これが屈折率がやや大きくなった恩恵なのでしょう。

 

▼屈折率1.67(左)、1.60(右)との違い。フレームの幅(右が大きい)、度数の相違(左が大きい)の差による影響もありますが、左のレンズが薄いのは明らか。

 

▲遠近両用のため、やむなくjinsでの遠近両用の限界の屈折率1.67のレンズですが、1.70、1.74とすると、かなり薄くなることは明らかかと思われます。

 

ただし、結論的には、視力0.04にて屈折率1.67のレンズでは、顔の輪郭の歪みをごまかすまでには程遠いとなります。さらに薄いレンズ、そして小さなレンズフレームのメガネを作成する必要があります。

職場にて「ド近眼メガネをかけるのが恥ずかしい」と話したところ、「そんなことを気にする歳ではないでしょ」と一笑されましたが、確かにそのとおり。がしかし、それでもイヤなド近眼メガネ・顔の輪郭の歪みです。

 

薄型レンズでのメガネ作成は、jins店員は嫌がる?

全くそんなことはありません。確かに、2年ほど前にはじめてjinsにてメガネを作成した際には、私も無知であり無料で薄型レンズを注文できることを知らずにいたため、私からは言及しなかったのですが、店員側も切り出してこなかったような記憶です。このため、屈折率1.60の分厚いレンズとなりました。

今回も、こちらから言い出さなければ、店員も聞いてこなかった雰囲気もありましたが、公式サイト・パンフレットにも、薄型レンズの注文は追加料金なしとあるため、しっかりと主張しまししょう。

これは、ひかり回線や不動産関連のしつこい営業電話と同じようなイメージでしょうか。言うべきことはしっかり言う、これが全てです(若い頃に、しっかり否定しなかったために、何度も痛いめにあいました)。

参考。ところで、はじめての遠近両用メガネはどうなの?

メガネの下の部分は老眼用となっていますが、まだ慣れていません。よく遠近両用コンタクトは気持ちわるいやら何やらと聞きますが、遠近両用メガネも、ふとした時に視点が定まらないことがあります。でも、これは慣れの問題で、そのうち快適になりそうですけど。

唯一困るのが、寝転びながらテレビが見づらいこと。アイポイントがズレて、老眼用のレンズ部分でテレビをみることになってしまいがちです。確かにこれは気持ちわるい。これが、遠近両用コンタクトの気持ちわるい問題かも。

 

▼遠近両用メガネを2ヵ月使用後の使用感の記事

遠近両用メガネの使用感、違和感は? 2ヵ月使用後の率直な感想
JINSにて薄型の遠近両用メガネを購入し2ヵ月経過しましたが、遠近両用コンタクトレンズの場合には「何だか、見え方が気持ちわるい」やら「見え方がいまひとつ」などのコメントが多いなか、遠近両用メガネの使用感・見え方はいかがなものか。同様...

 

まとめ

jinsでの遠近両用薄型レンズでのメガネ作成を、思いつくがままに記載しました。今回、屈折率を一段上げることで、ド近眼の場合の顔の輪郭の歪みは解消されないものの、レンズは目に見えて薄くなっていることがわかりました。

jinsでの遠近両用メガネの屈折率は1.67が限度であるものの、ド近眼メガネを常用すべく、保証書の度数に基づき、近眼用の屈折率1.74のメガネ作成もいいかもね、と思いはじめています。

 

▼度数がわかれば、オンラインストアでの発注もできるJINS公式サイト

 

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