先の記事「ついに禁煙外来での治療を決断、私が禁煙を決意した理由」に続き、今回は初回診察の体験談です。禁煙外来に通うことを本気で考え始めて、通院の決断を下すのに1ヵ月間の期間がありました。この期間中は、あれこれ悩んだというよりも、漠然と考えていただけなのですが、最後の一押しは「夏季休暇中なので、行くなら今しかない」との勢いです。夏季休暇中に初回診察に行く予定だったのですが、休みが残り2日となったことによる焦りもありました。
さて、診察の内容・段取りは概ね「すぐ禁煙.jp」に記載のとおりですが、多少 順番が異なり、以下の手順でした。なお、当記事で「すぐ禁煙.jp」などにて、禁煙外来の初回診察・治療スケジュールの大枠を一定理解いただいているとの前提で話をすすめます。
※当記事では禁煙の元になる物を「タ行」と表記しています。
目次
禁煙外来、初回診察の概要
では、初回診察の概要を私のコメントを交えつつ記載します。
ニコチン依存症か否かを判断する10項目のアンケート
10項目のアンケート内容は、上記のリンク先「すぐ禁煙.jp」に記載がありますので割愛します。アンケートはごく簡単なものですが、10項目中5項目以上の該当があれば「ニコチン依存症」。
ここは、毎日 タ行を嗜んでいる方は、7項目以上は該当するでしょう。ちなみに、私は満点(1項目の該当で1点)です。おそらく、十数年もタ行のキャリアがあれば、満点になるでしょう。
「禁煙宣言書」にサイン
氏名の他に「禁煙開始日」「禁煙する理由」を明記する簡単なもの。具体的な話を聞く前に、いきなり「禁煙開始日」の記載の必要があり、やや動揺。
ただし、標準的なスケジュールとしての実際の「禁煙開始日」は、禁煙のための飲み薬である「チャンピックス」の服用を始めてから8日目となるため、この禁煙宣言書の禁煙開始日は自分への戒めのもの。具体的な検診・相談前であるため通院当日の日付を記入して完了です。
私が通院する病院では、この禁煙宣言書と上記のニコチン依存症の判定テストを、病院での受付と同時に手渡しされ、即記入するよう要請されたのですが、通常の場合には、禁煙宣言書は問診の過程で、医師と相談しながら禁煙開始日を記入するものと思われます。
禁煙治療のスケジュール等の概要説明を受ける
続いて、担当医ではなく、外来禁煙のコンサルタントらしき方から、以下の説明、測定がありました。
- 禁煙治療のスケジュール
- 治療薬「チャンピックス」とは、また服用にあたっての注意
- 吸気一酸化炭素濃度の測定
最初の2点は、「すぐ禁煙.jp」などのサイト、あるいは初回診察時に受け取る「禁煙手帳」を後で読み込めばわかるのですが、ここで肝心なのは吸気一酸化炭素濃度の測定。
吸気一酸化炭素濃度の測定
禁煙手帳に以下の記載があります。
一酸化炭素は煙に含まれる代表的な有害物質。禁煙により、息に含まれる一酸化炭素濃度が短時間で減少しますので、測定結果を記録しておくと禁煙の効果を実感できます。
なるほど、客観的に数値で禁煙しているか否かを判定できるしくみです。ちなみに、私の吸気一酸化炭素濃度の測定結果は49ppm。コンサルタント・担当医から「かなり立派な数値」とのコメントがあったほど。医者の手持ちの表では、50ppm以上で「かなり危険」との表示があったとの記憶。
ちなみに、アコム健康保険組合・禁煙のすすめサイトから抜粋した「吸気一酸化炭素濃度と本数との関係」は以下。
▲同サイト、あるいは環境省の大気汚染に係る環境基準に、法律で定められた大気汚染に係る環境基準の上限値は10ppmとあり、タ行を嗜む方は既に上限に達していると言ってよいでしょう。私の49ppmの大気汚染の事例を探したのですが見つからず。ありえないほどの大気汚染に自ら飛び込んでいるのと同じですね。
体重、身長、血圧の測定
禁煙すると、その口寂しさ、あるいは味覚が増し食欲増進となることから、体重が増える・増えたというのは、よく耳にすることです。この観点から、体重・身長の測定を行い、受診の都度、上記の吸気一酸化炭素濃度ととも測定があるようです。
医師との面談
ここであらためて、禁煙治療の進め方、「チャンピックス」の概要、禁煙にあたっての精神的な要因への対応などの説明がありました。
この医者との面談を踏まえ、処方箋を受領、そして薬局にて「チャンピックス」の購入となります。
私が診察を受けた病院は予約制でしたが、全体として、多少の待ち時間(身長・体重の測定、血圧の測定の隙間などの僅かな時間)を含め、1時間ほどでした。
まとめ
初回診察自体は事務的なものであり、事前に情報を入手している場合には、新たな情報もないものです。私としては、予想はしていたのですが、吸気一酸化炭素濃度が高く、自分のヘビーさをあらためて認識。次回の検診は9月2日となりますが、そこでの測定値が楽しみです。もちろん、完全禁煙している前提です。
コメント