海外通販サイトで注文した「Xiaomi Mi TV Stick」を受領し 使い始めています。メインで利用のFire TV 2017モデルのサブ運用として、あるいは、起動ループに陥った Fire TV Stick 4Kの代替として購入したのですが、レスポンス的にもFire TV Stickと大差なく使用できています。また、ピュアなAndroid端末に近いため、設定項目で戸惑うこともありません。
Mi TV Stickの実機レビューは何回かに分けて記載しますが、今回はファーストインプレッションを記載します。
関連記事
Xiaomi Mi TV Stickを Fire TV Stickの代替として購入した、5つの理由
Fire TV Stick 4K モデルが2台続けて起動ループで動作せず。購入するなら、4月に発売の新モデルがおすすめ
目次
Mi TV Stickのスペックと購入した通販サイト
私が確認する範囲では、国内通販では販売されていない「Mi TV Stick」。海外通販サイトでは、AliExpress、Banggoodなどで販売されていますが、私が購入したのは納期の短い「Gshopper」サイト。香港からの発送でしたが、注文から6日後に製品を受領しました。
▼Mi TV Stickのスペック。
Google Playに対応する(インストールできないアプリも多々あります) Android 9.0の端末ですが、私が購入を躊躇していたのは メモリ 1GBであること。ただし、実際に使用してみると、メモリ 1GBであることの影響は大きく感じず、レスポンスとしては速くはないものの、想定の範囲内のFire TV Stick 4Kと同水準。
冒頭に記載のとおり、私の目的は、メインで利用のFire TV 2017モデルのサブ機、起動ループの頻発となる Fire TV Stick 4K モデルの代替しての利用です。
CPU | Amlogic S905 Y2、Cortex A53 4コア |
GPU | ARM Mali-450 |
メモリ | 1GB |
ストレージ | 8GB |
WiFi | 11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.2 |
サイズ | 9.24 x 3.50 x 2.00 cm、28.5g |
OS | Android 9.0ベース |
その他 | Google Play対応、Google Assistant対応、5.1チャンネルサラウンド対応 |
▼私はこちらのGshopperサイトで購入しました。中国系の通販サイトですが、日本語もしっかりしており、納期が早いのが特徴。価格もAliExpressやBanggoodよりも多少安くなっています。
Mi TV Stickの外観
必要に応じて 今後 写真を追加しますが、取り急ぎで撮影した写真を掲載します。
▼Gshopperのロゴ入りの包装で保護されています。
前述のとおり、Gshopper サイトの場合、注文から6日程度の短納期が大きな特徴。一般的に、Banggoodの場合には10日から2週間、AliExpressの場合は 1ヶ月を覚悟する必要があります。
▼Fire TV Stickと同様に、オレンジを基調とした外箱。
▼注文時にACアダプターの確認を失念していましたが、EUプラグでした。説明書・保証書の写真は省略しましたが、日本語表記はありません(本体は日本語対応です)。
▼Fire TV Stickとの比較写真は省略しましたが、Fire TV Stickよりも長辺は短い。
▲▼EUプラグの場合には、左上・下記のような変換アダプターが必要。
▼付属のHDMIケーブルと USBの電源ケーブル
▼単四乾電池 2本で動作するリモコン。
NetflixとAmazon プライムビデオのダイレクトボタン、Googleの音声認識、音量調節ボタンもあります。円形ボタンはシリコンとなり、樹脂製のFire TV Stickのリモコンよりも心地よい滑り具合です。
Mi TV Stickの初期設定
初期設定の写真・スクショは撮っていませんが、地域・WiFiの設定など、起動直後に表示される画面設定に従い、簡単に行うことができます。
言語は日本語を選択できるために日本語表示はよいのですが、留意すべき事項は「ローカライズ」の選択画面で日本を選択できないこと。日本自体がリストにありません(これと関連し、説明書も日本語表記がありません)。
このため、ローカライズは「USA」としましたが、Netflix / Amazon プライムビデオ / YouTubeを1週間ほど利用している範囲では、使用できないなどの課題はありません。
▼こちらは、Mi TV Stickの設定項目の一部。「デバイス設定」の項目から、一般的なAndroidに準じた項目で設定を行うことができます。
Mi TV Stickで動作確認したこと
メディア端末のMi TV Stickですので、Netflix / Amazon プライムビデオ / YouTubeなどの動画視聴ができることは当然として、その他の機能として動作確認したことは以下です。なお、音声認識は試していません。
- 現在のところは試してみたのはごく少数ですが、huluなどのGoogle play アプリのインストールと操作。
- テレビのリモコンでのMi TV Stickの操作。テレビのリモコンの有効・無効の切替は、本体の設定項目で可能です。
- Bluetooth キーボードの使用。
- スクショの撮影とPC、スマホとのスクショの連携。Android スマホのボタン操作と同様に、リモコンの電源ボタンと音量小を同時に押すことで対応できます。
- Android スマホから、Chromecast ビルトイン機能を利用してのキャスティング。スマホのキャスティングアイコンの押下により対応できます。
▼こちらはGoogle Playの画面。
インストール可能なアプリは動画関連や各種設定などに限定され、GmailやGoogle Driveなどはインストール不可となります。インストール不可となるアプリについては、Google Play経由外からのインストールを試してみる価値はありそうです。
▼現在のところは未確認ですが、以下の記事で記載のFire TV Stickと同様の接続(USBマウスやSDカードの接続など)は可能かと思います。
Fire TV Stickとのレスポンスなどの比較
私がメインで利用している Fire TV機器は、Fire TV 2017モデル。その他、家族が利用しているものも含めると、Fire TV Stick 初代・第2世代・4K モデルがあります。このうち、レスポンスのよくない初代と、起動ループで交換後もなお 起動ループに陥りがちな 4Kモデルとは比較にならないのですが(Mi TV Stickが優位)、Fire TV機器とのレスポンスなどの相違を記載します。
- 起動ループに陥ることの多い Fire TV Stick 4Kと比較すると、極めて安定。突然の再起動となることもありません。
- 全般的なレスポンスとしては、Fire TV 2017モデル、Fire TV Stick 4Kと同水準。アプリ起動などのもどかしさ(画面表示に時間がかかる)もありますが、価格からも速さを求めるのは無理。
- ホーム画面はシンプルで使いやすい。Fire TV Stickと比較すると、アイコン・画像のサムネイルの数は控えめ。
- 音量はFire TV Stickよりも小さい。このため、Mi TV Stickと接続先のテレビなどの音量を、Fire TV Stickよりも大きくする必要があります。
- Mi TV Stickは4Kに対応していませんが、そもそも4K 動画は多くないため、特にマイナスポイントとなるものではありません。
- リモコンの操作性は、Fire TV Stickと大きく変わらず。私は安価なTV Boxも所有していますが、汎用的なTV Boxのリモコンよりは扱いやすいもの。
- 設定項目などが ピュアなAndroidと大きく変わらず汎用的なため、Android スマホに慣れた方なら、各種設定で迷うことはありません。
▼Mi TV Stickのホーム画面。
Fire TV Stickよりもサムネイル・アイコンが大きく見やすい。右上にあるのが「設定」へのショートカット。
まとめ
Xiaomi Mi TV Stickを使い初めて 約1週間のファーストインプレッション的な簡易的なレビューでした。繰り返しますが、メイン利用のFire TV 2017モデルのサブ運用としては、あるいは、起動ループに陥った(交換後もなお、起動ループが発生)Fire TV Stick 4Kの代替として購入したのですが、購入して正解でした。
安定動作し、テレビのリモコンの使用や、制限はあるものの Google Playの利用、Android端末としての慣れた設定画面など、使い勝手のよい端末です。
▼私が購入したサイトはこちら。
▼対抗としては、Fire TV Stick 第3世代。しつこいようですが、起動ループの不安のある 4K モデルは避けるべきです。
▼2021年10月17日 追記。Mi TV Stickを3ヶ月使用し、軽微な課題はあるも 長期運用に大きな懸念なしとの判断です。
コメント