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mineo SIM、通信速度に基づいた 1年間使用後の総括レビュー

テレビCMでもお馴染みの格安SIM「mineo」の利用を2016年8月に開始し、1年ちょっと経過しました。この1年間、解約することなくサブ回線として運用してきましたが、回線速度・繋がりやさなど、直近での混み合う時間帯の計測結果も掲載しながらの、1年間の総括レビューです。

 

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私の格安SIM利用状況、契約中のmineo回線

参考までに、他の格安SIMも含め、私が契約している回線は以下となります。

  • Y!mobile ソフトバンク回線。Androidスマホにて、音声・データのメイン回線として利用。以前は楽天モバイルをメイン回線としていたのですが、通勤時・平日昼休みの回線速度が遅かったために、Y!mobileにMNPしました。
  • UQ Mobile au回線。iPhone6にて、主に外出時のPCへのテザリング用として利用しています。Y!mobile / UQ mobileともに、通勤時・平日昼休みともに速度は速く安定しています。
  • Freetel ドコモ回線。楽天モバイルと同時期に契約したものの、今では使用せず。使用した分だけ料金が生じる費用体系ですが、解約を失念。

そして、今回の記事で取り扱うmineo au回線の契約内容は以下となります。

契約当初はiPhone6での使用でしたが、UQ mobile SIMを契約したことに伴い、iPad mini3 au版にて使用しています。

  • mineo Aプラン(au回線)
  • シングルタイプ(データ通信のみ)、データ通信量 3GB
  • 月額料金は税抜900円

mineo Aプラン シングルタイプ 3GB

山手線 通勤時間帯の通信速度

格安SIM・データ回線のレビューでのポイントは、あれこれと語るよりも、その月額料金と回線速度・繋がりやすさ。月額料金は公式サイトを確認すると一目瞭然のため、回線速度を掲載します。

特に格安SIMのデータ回線において、大手キャリアと速度に大きく差がでるのは、回線が込み合う朝夕の通勤時間と平日昼休み。

このため、回線が込み合う山手線内の朝夕の通勤時間帯にて計測しました。

通常時の速度事例

山手線内の朝夕の通勤時間帯の計測結果の前に、比較対象としての通常時の速度です。

一事例にすぎないのですが、千葉市郊外の自宅・21時台の計測では以下のとおり、ダウンロード 10Mbps弱です。

 

▼アプリ「Speedtet」での計測

▼Webサイト「BNRスピードテスト」での計測

 

なお、以降の測定も含め、普段使用しているiPad mini3を利用しています。

また、上記画像のとおり、自宅では以下の異なるアプリ・ソフトを利用し計測しましたが、ほぼ同時刻の測定にもかかわらず、ダウンロード速度は約3倍の開きがあります。

  • アプリ「Speedtest」での計測(上の画像)では、9.75Mbps
  • Webサイト「BNRスピードテスト」での計測(下の画像)では、3.27Mbps

 

以降の山手線内での計測では、計測におけるダウンロードデータ量の少ない「BNRスピードテスト」を利用していますが、自宅での計測と同様に、Speedtestよりも遅めの結果となっている可能性があります。

 

山手線 通勤時間帯の実測

では、通勤時間帯(朝8時台、夕18時台)での山手線主要駅の実測値です。測定に際しては、前述の「BNRスピードテスト」サイトにて、山手線 電車内で行っています。

 

▼池袋駅、朝8時16分。1.03Mbps

▼高田馬場駅、朝8時20分。1.16Mbps

▼新宿駅、朝8時27分。1.07Mbps

▼渋谷駅、朝8時35分。1.91Mbps。これまでの体感では、上記の池袋よりも遅いイメージだったのですが、意外と速度がでています。

 

以降は夕方の時間帯です。

 

▼品川駅、朝18時21分。343.21kbps。

▲私は毎日の通勤時に品川駅を通過しているのですが、この品川駅が格安SIMにとっては難所です。

mineo au SIMでは、343.21kbpsとかなりの低速。これはmineoに限ったことではなく、私が以前に利用していた「楽天モバイル」「フリーテル」のドコモ回線も同様に低速です。

正直な意見では、UQ mobile / Y!mobileを除く格安SIMでは、通勤時間帯の品川駅近辺は「低速を覚悟する、あるいは利用を諦めたほうが無難」です(UQ mobile / Y!mobile以外でも快適なSIMがあるかもしれませんが)。

 

▼新橋駅、夕18時28分、1.07Mbps

▼東京駅、夕18時34分、1.03Mbps東京

▼上野駅、夕18時42分、357.78kbps

▲予想以上に遅い上野駅。体感的なところでは、秋葉原・上野は乗降客が多いためか、接続・速度が不安定になることも多く、数百メートルでも電車が移動した途端に繋がりやすくなることもあります。

 

朝夕の通勤時間帯の山手線での通信速度は、上記以外のこれまでの計測結果も踏まえると、品川駅以外では概ね1Mbpsから3Mbpsあたりとの認識です。これは、今回計測したmineo au回線に限らず、私の使用経験のある楽天モバイル・フリーテル(いづれもドコモ回線)でも同様。

 

まとめ

他社の料金体系との比較はさておき、私が契約しているシングルプラン(データ通信のみ、 au 回線)・データ通信量 3GBでの月額は税抜900円と、都内でのランチ並みの価格は十分に安いと言えます。

一方、通信速度については、私の利用経験のある楽天モバイル・フリーテルと体感的に大きく異なるものではなく、 Webサイトの閲覧では以下の概要となります。

  • 山手線の通勤ラッシュ時は、品川駅近辺を除いては、遅くて困ることはない。
  • 例えば、私の勤務地近辺(渋谷区某所)では、平日の昼休みはかなり繋がりにくい状況であり、この時間帯の利用は諦めたほうが無難。
  • 上記以外では、いたって普通にWebサイトを閲覧できます。上記以外で遅くて困るような状況となったことはありません。

全般としては、au版のiPhone / iPad / iPad miniのサブ回線として利用する場合には、おすすめのSIMです。「サブ回線」と表現していますが、メイン回線として利用する場合には、やや料金が高くなりますが、その回線速度の速さからUQ mobileの利用をおすすめします。

 

mineo Aプラン シングルタイプ 3GB


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