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予備校通いは必要か? 東進・武田塾の2年間を振り返ってみた(親の立場より)

2018年度の受験シーズン(2018年4月の入学に向けた受験)が終了したところで、我が家の受験生の約2年間の予備校通いについて、「予備校通いって必要なの?」との視点から振り返ってみます。

この2年間で要した予備校の費用は概算で130万円ほどでしょうか。予備校通いをはじめた頃には納得感のない出費でしたが、第一志望群に無事合格となった今、1年目・2年目にわけたうえであらためて振り返ってみます。

なお、あくまで親の立場からのコメントとなり、我が家の受験生にヒアリングしたものではありません。

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1年目、東進衛星予備校

高校2年の後半から高校3年にかけては東進衛星予備校に通っていました。約30年前の私が受験生の頃には、予備校がない田舎育ちでもあり、自分で勉強スタイルを見出したことから「本人のやる気さえあれば予備校通いは必要ない」と思っていましたが、受験を終えての雑感は以下となります。

なお、以下のコメントは東進衛星予備校に限ったことではなく、概ね予備校全般に対する事項です。

  • 集団講義、映像授業、あるいは武田塾のように授業しない予備校など、予備校のスタイルはそれぞれの好みになろうかと思います。我が家の受験生の場合には、部活による時間の制約もあり、自分の時間に合わせて講義を受けることができる映像授業で決定。
  • 勉強スタイルが身についていない、何から始めてよいかわからない我が家の受験生の場合、過去の合格実績などに基づいたカリキュラムでの進行、周囲の受験生の刺激もあり、予備校通いも結果としてはよかったかも。自分自身で試行錯誤しながら勉強スタイルを身につけるとなると、どれほどの時間がかかったことか。
  • 受験勉強を始めたばかりの頃は、参考書類にしても何から始めてよいかわからないことも多いと思います。私が受験生の約30年前には「〇〇大学合格体験記」を書店で購入し、多くの方がすすめる参考書類から始めたものでした。現在は後述の武田塾のサイト・合格体験記など、定番の参考書類をネットで簡単に探すことができますが、予備校のカリキュラムに沿って、予備校のすすめる参考書類から始めたことで、効率的にスタートダッシュとなっていたように思います。
  • カリキュラムについては、志望校選定ののち、志望校にあったカリキュラム・スケジュールのもと、英単語等のクリアすべきレベルの教材・課題などを与えられ、予備校側での管理もしっかりとできていました。本人のやる気が高まってきたことと合わせ、この過程で基礎学力はついてきたように思います。

 

予備校に通い始める前後では、そのコストと予備校に通っていなかった自分の経験(自分で勉強スタイルを習得した)から、「本人のやる気があれば予備校通いは必要なし。勉強スタイルは自分で習得すべし」との想いが強いものでした。

しかしながら、さすがに受験を専門とした予備校であり、当然ながらも30年前に受験生だった私と比較すると受験に対するノウハウも十分。繰り返しですが、「受験勉強のスタイルを早期に身に付ける。周囲の受験生からの刺激もあり、勉強する環境を整える」との意味では予備校通いも重要との位置づけになるかと思います。

「本人のやる気があれば予備校通いは必要なし」との当初の想いは、コスト負担が重いことに対する頑固な想いとも言えるのですが。

 

▼受験勉強を始める前に読んでおきたい参考書籍

 

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2年目、武田塾

現役での受験に失敗し浪人生活を送ることとなったのですが、我が子が候補とした予備校は以下のとおり。

  • 駿台予備校
  • 河合塾
  • 四谷学院
  • 武田塾

東進衛星予備校に決定した際には私も面談に行ったのですが、2年目の予備校選択では、私も意見を出したものの、最終決定は我が子任せで武田塾に決定。

「授業をしない武田塾」については、賛否両論あるかと思いますが、受験2年目を迎えての予備校選択にあたり、我が子と私に共通した見解は以下となります。

やや極端な意見かもしれませんが、現役の1年間で私大トップクラスを突破できるほどの勉強スタイルを習得した、我が家の受験生の場合です(浪人して合格した大学は明記しませんが、この一文でお察しください。馬場にある某大学です)。

  • 勉強スタイル・方法が身についてしまえば、予備校がどこであろうが大きな差はない。
  • 予備校の選択よりも重要なのは、いかに自分のペースで規則正しく、モチベーションを落とすことなく1年間勉強に打ち込むことができるか。甘えの出やすい自宅ではなく、1年間を通して自学自習できる環境が必要。
  • 勉強自体は参考書類・問題集・過去問があれば十分。集団講義・衛星授業での内容は、受験テクニックもありますが、概ね参考書類に書いてある、との我が子の弁です(私も納得)。

 

上記のポイントを考慮した場合、「授業をしない。自分のレベルにあった参考書を一冊ずつ完璧に。自学自習を管理」を特徴とする武田塾に決定。

ただし、「授業をしない武田塾に高額な授業料を払うのはちょっとね」ということで、我が子と相談し1教科のみを選択したうえで、武田塾の自習室に朝から夜までこもりっぱなしの受験生活となりました。

ここで1つ留意いただきたいのは、今日も我が子と話しをしていたのですが、授業をしない武田塾では周囲から受験する環境を強いられないために、「受験が終了するまで揺るぎない気持ちで自学自習を全うする強い意志」が必要です。

大手の集団講義の予備校のように、周囲の環境・講義から受験一色になることもないために、強い意志を持ったうえで、受験ノウハウのある自習室に通うようなスタイルに近いものがあります。

 

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まとめ

まとまりのない雑多な内容となりましたが、受験生の親としては「予備校通いは必要なのか」との疑問からはじまった、2年間の我が子の予備校通いを振り返ってみました。

「予備校通いは必要なのか」との問いに対しては、今現在も整理がつかないままでいますが、我が家の場合には、早期に受験勉強の環境を構築し、勉強方法・スタイル・生活習慣を身につけるうえでは必要であった、これらを習得してしまえば本人の意向しだいとの見解になろうかと思います。

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