授業をしない武田塾。受験から遠く離れた方にとって、この武田塾の「授業をしない」ことには唖然とされるかと思います。私も当初、同じ想いを抱き、以下のとおり何度か記事として投稿しました。今回、現役武田塾生である我が家の受験生に、武田塾に通い始めて1ヶ月のざっくりとした感想を聞いてみましたので、ご参考。
武田塾のコースについて
当記事で武田塾のコース案内をすることは主旨から外れますので、詳しくは以下の公式サイトを参照いただき、大まかな概略を記載することにとどめます。
我が家の受験生が通うコースは、1科目の週に1回コース。週に1回、以下を行うのみとなり、まさに授業を行うことはありません。
- 自学自習が正しくできているかを測定する「確認テスト」の実施、進捗状況の確認
- どの参考書を、どこまで、いつまでに行えばよいかを明確にしたうえでの宿題、課題を提示
上記以外に、コースにおいては個別指導もあるようです。授業を行わず、上記の指導のみでの費用となると(費用の明示は、ここでは割愛します)、「高い」と思わざるを得ないです。
私自身、我が家の受験生が予備校候補として武田塾をあげている際には、「授業をしない予備校に、高い費用を払うなんて」と思っていたものの、以下の記事のとおり、受験勉強を行う場所代(自習室)コミコミで考えることにしました。場所代を考慮すると、負担感もかなり軽減されます。場所代コミコミでも「高い」ことには間違いないため、1科目のみのコースとしているのですが。。。
現役武田塾生に聞いた、武田塾の進捗確認の感想
さて、我が家の受験生が武田塾に1ヵ月通った範囲での、武田塾のコースへのざっくりとした感想を聞いてみました。
ホントにざっくりしたものですが、私からの質問に、なるべく回答のままの原文に近く表現しています。また、具体性に乏しいものであることを、ご了承くださいませ。()はその発言から読み取れる事項を補足したものです。
※なお、記載の事項については、武田塾の教室毎に異なる可能性もあります。首都圏の一教室の状況であることも、お含みおきください。
- 自学自習が正しくできているかを測定する「確認テスト」の実施、進捗状況の確認は、「こんなものか」との感じ。(勉強のやり方を知っている受験生ならば、自分で確認することで代替可能との見解もあり)
- 武田塾側の講師(授業をしないので講師と呼ぶべきか)、指導する側は、難関大学の学生。室長は20歳代で若いが、難関大学の卒業生。(さすがに、難関大学の大学生、あるいは卒業生のため、勉強方法の指導はできる)
- 勉強方法の指導については、武田塾のコースでも教えてくれるが、武田塾のブログを参照するか、または、志望大学に合格した高校の先輩らに聞けば十分。(数十年前からの王道とも言える勉強方法を確認するためには、武田塾の公式ブログが役立ちます)
- 自習室はさすがに綺麗で、十分に勉強する環境にある。(自習室を開放している時間は、同じ武田塾でも教室により異なる)
- 結局は、どこの予備校に通っても、最後は自分の頑張りしだい
他にも、多数の質問をぶつけてみましたが、結局のところは、最後の「どこの予備校に通っても、最後は自分の頑張りしだい」に激しく同意です。
武田塾に公式サイトにも記載があったかと思いますが、他の大手予備校での講義形式での授業は、よほど受験生が主体性、目的意識を持って授業に臨まない限りは受け身の授業となってしまいます。また、授業を受けて満足してしまいがちになることも否定できないと思います。
この意味では、「授業をしない武田塾」、「授業はしないけど、勉強の仕方、進捗管理を行う武田塾」の方針について、私も、我が家の受験生も経験した「試行錯誤しないとわからない勉強方法の早期理解、定着」を短縮化するうえで、武田塾の方針も一理あるものとの認識です。
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