以前から興味のあったXiaomiのTV Box「Mi Box S」ですが、Fire TV StickのXiaomi版とも言うべき「Xiaomi Mi TV Stick」が販売されています。Mi Box Sと同様に、その大きな特徴はGoogle Playに対応していること。価格5000円未満とFre TV Stickと同水準ですが、日本の動画配信アプリに対応しているか否かは不明であることに、メモリ 1GBであることがネック。
8月30日現在では国内販売を行っていない「Xiaomi Mi TV Stick」ですが、その概要を海外通販サイトにて確認してみました。
Xiaomi Mi TV Stickの概要
上の画像のとおり、リモコンにNetflixとAmazon Prime Videoの専用ボタンが用意されています。その他、以下の画像のとおり、もちろん YouTubeも視聴でき、さらにはhuluにも対応しています。以前に購入したTV Boxはhuluに対応していなかったのですが(アプリインストール時に規制あり)、Global content partnershipsとして明記あるからには日本でも使用できると思われます。
Xiaomi Mi TV Stickのスペックは以下となります。
CPU | Amlogic S905 Y2、Cortex A53 4コア |
GPU | ARM Mali-450 |
メモリ | 1GB |
ストレージ | 8GB |
WiFi | 11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.2 |
サイズ | 9.24 x 3.50 x 2.00 cm、28.5g |
OS | Android 9.0ベース |
その他 | Google Play対応、Google Assistant対応、5.1チャンネルサラウンド対応 |
CPUのAmlogic S905 Y2、GPUのARM Mali-450は、安価なTV Boxによくある組み合わせですが、メモリ 1GB / ストレージ 8GBである点が厳しい。 以下の記事で掲載のとおり、現行販売のFire TV Stick (4Kではないモデル)もメモリ 1GB / ストレージ 8GBですが、一般的にAndroid 9.0を動かすには メモリ 1GBでは少なく、海外のレビューを参照すると「レスポンスが遅延することもあり」との書き込みもあります。動画を視聴する範囲では影響ありませんが、アプリの選択やホーム画面の遷移がどれほどのレスポンスか気がかりです。
また、「Xiaomi Mi TV Stick」の海外通販サイトでの価格は40ドル前後。同一価格帯では以下のとおり、メモリ 4GB / ストレージ 32GBでAndroid 9.0ベースのTV Boxが、しかもミニキーボード付きで購入できてしまいます。
上のTV Boxとの比較では、XiaomiブランドのTV Stickと以下の画像の使い勝手のよさそうなリモコンに、どれほど価値を見出せるかが大きなポイントでしょうか。
試してみないと何とも言えませんが、私が以前に購入したTV Boxは現行販売の製品とスペック的には同様であるものの、排熱に課題があるのか、フリーズすることが多い製品でした。この点、Xiaomi Mi TV Stickの安定性もポイントの一つ。Xiaomiのことですので問題はないとは思いますが、TV Boxよりも小さなStickのため、冷却対応が気がかりです。
▼Androidスマホ、iPhone / iPadからのキャスト(ミラーリング)に対応しています。Fire TV Stickでも同様に可能ですが、OSはピュアなAndoridに近いため、より親和性は高そうです。
まとめ
「Mi Box S」と同様に、日本では正式販売されることがないと思われる「Mi TV Stick」。安価な製品ですので、私は購入を検討中。迷っているのは、文中に記載のとおり、同価格帯でより高スペックのTV Boxがミニキーボード付きで購入できること。よりスペックの高いTV Boxとするか、Xiaomiの知名度から Mi TV Stickとするか悩みどころです。
▼参考、Mi TV Stickの販売サイト。ちなみに、Global Version / International Versionの2つの表記がありますが、Google Playが動作することは双方に共通しています。サイトや販売店により表記が異なっていると思われます。
▼2021年7月3日追記。私はこちらのGshopperサイトで購入しました。中国系の通販サイトですが、日本語もしっかりしており、納期が比較的はやいのが特徴(7月3日時点、受領待ち)。
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