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予備校通いは必要か、1年間で感じた揺れる想いと親子の認識

当サイトにて、2015年の夏あたりから予備校に関する記事を何度か投稿してきましたが、我が家の受験生も予備校に通い始めて1年以上経ちました。今回の受験を踏まえ、さらに1年間続くのですが、当初から感じていたのが、「予備校通いは必要なのか」ということ。あくまで、自分が大学受験生の頃に予備校に通っていない経験・視点での疑問でしたが、我が家の受験生の、この1年間の予備校通いを通じて感じた、「予備校通いは必要なのか」との問いかけへ気持ちの変化などを、徒然なるままに記載しています。

なお、過去記事においても、同様なことを記載していますが、今回 気持ちを新たに、過去記事を振り返らず、ゼロスタートにて綴っています。

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当初は、予備校通いは必要なしとの想い

歳をとるにつれて頑固になってきた(アラフィフ世代です)こともあるのでしょうけど、予備校もない田舎で受験勉強をしていた私としては、当初は予備校に通う(通わせる)ことに大きな抵抗がありました。

その理由をポイント整理すると以下のとおりです。ほとんどが、私が受験生であった約30年前の、頑固な固定観念に基づくものかと思います。

 

  • 結局は、大学に受かるかどうかは自分の努力しだい。私が育った田舎では、親元を離れて都会の予備校に通っていた浪人生よりも、むしろ予備校に通わずに自分で勉強方法を模索したがら努力した浪人生がよい大学に受かっていた。
  • 自分にあった勉強スタイルは自分で見い出すもの。必ずしも予備校の授業を受けたから、受験テクニックを学んだからといって、成果がでるものではないとの想いあり。
  • 受験勉強は、ネットが発達する前には、書店にて多く販売していた「〇〇大学合格記」などに記載の参考書類・問題集を確実にこなしていくのが、王道路線(武田塾のコンセプトに近いもの)との想いあり。
  • 予備校の映像授業なら繰り返し受講可能かもしれないが、一般の授業を聴講するスタイルでは受け身となり、よほど予習・復習を行わない限りは伸びないのではないか、との想い。
  • 予備校の費用は高すぎる。年間70~80万円、場合によっては100万円以上。コストをかけずとも、自分で努力するのが先決。努力する以前に予備校に通うのはいかがなものか。

 

予備校通いの利点もあるな、と思い始めた

我が家の受験生もそうですが、受験生を抱える職場の同僚の意見を聞いてみると、共通することが「予備校に通い始めて、勉強する意欲が沸いてきたようであり、勉強するスタイルが定着してきた」ということ。

これについては、言わずもがなですが、以下の背景があると思われます。

 

  • 周囲が受験生ばかりである刺激を受けること。周囲に難関校の合格を志す受験生がいる場合にはなおさら。
  • 予備校自体も当然ながら、完全に受験を意識したものであるため、外的な環境も影響。また、勉強への動機づけもうまいのでしょうね。親がガミガミ言っても効くものではありませんが。

 

少なからず受験勉強に対して前向きになってきたため、前述の「予備校通いは必要なしとの想い」から「予備校通いも利点があるもの」と想い始めたのが、我が家の受験生の勉強するスタイルが定着し始めたころです(高校の部活が終了し1ヵ月経った頃)。

なお、高価な費用については、「予備校に高い授業料を払っている」との考えではなく、「受験生の意識を変えるための投資」と思えば、(高いことには間違いないのですが)少しは気が楽になってきました。

勉強方法が定着してくると、親子ともども再度疑問に

 

半年から1年も受験勉強を継続していると、私にしても、我が家の受験生にしても、最終的に自分に適した勉強方法・スタイルがわかってきます。

約30年前の私・我が家の受験生の気付きは、以下の事項です。

 

  • やはり、多くの方が薦める参考書・問題集などを適切に繰り返し勉強するのが得策。
  • 最終的に成績が伸びる伸びないは、よい教材を使用し、自分でどれほど努力するかに尽きる。
  • また、(息子談ですが)予備校はどこに行っても大きくかわらない。予備校の選択基準は、授業もさることながら、いかに自習室などの勉強する環境が整っているか(朝から解放しているか、午後からなのか)、勉強の進み度合などの管理がしっかりできているかによる。

 

上記3点のうち、あとの2点はまさに授業をしない武田塾のコンセプト「一冊の参考書を完璧に」に近いスタイル。我が家は決して武田塾に陶酔しているわけではなく、逆に武田塾が、今も昔も変わらない、受験生の王道路線を塾のコンセプトとして取り入れたもの、との認識です。

その意味では、武田塾が王道路線を塾・予備校として取り入れたのは立派。私が受験生の時も我が家の受験生も、この王道路線を自分で見い出すのに1年かかりましたが、1年かかる方法論を武田塾では公式サイトにアップし、コンセプトとして点においては一目おいています。

 

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この王道路線を理解・体得してしまうと、親子ともども疑問に感じているのが、「予備校で授業を受けることは必要なのか」ということ。

確かに弱点を補う局所的な授業ならよいのですが、それぞれの予備校の方法論・コンセプトに基づく授業を受けるよりは、自分で能動的に参考書・問題集をこなしたほうが手っ取り早いとの結論に至っています。

予備校に通わずして困ってしまうのが、自習する環境づくり。浪人生ともなれば、自宅で規則正しく勉強時間をとるには、かなりの自己管理能力が必要。これを受けて先日の記事「はじめて知った有料自習室、設備・環境・相場の傾向を確認してみた」に繋がっているのでした。

 

まとめ

予備校通いは必要なのか、に対する想いの気持ちの変遷を徒然に記載したにすぎないのですが、何かの参考になればと思います。

私が予備校もない田舎で受験生活を行った経験により、当初は「予備校通いは必要なのか」と強く疑問を抱くものでしたが、勉強スタイルを定着・定着を早めるうえでの投資と思えば、予備校通いも有効な選択。

既に勉強スタイルが定着しており、勉強の方法論も身についている場合には、「あえて授業を受ける必要もないかも。ただし、自己管理に甘えがでないよう、あるいは自己管理が厳しい場合には自習室確保のための予備校通い、または有料の自習室の確保が必要かも」ということが、現在の想いです。

 

▼こちらは、実際に予備校(武田塾)と自習室を併用した、我が子のブログ記事。ご参考まで。

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